履歴書やエントリーシートにある自己PR。
いざ書くとなると、どう書いたらいいのか分からない人も多いと思います。
そこで今回は 履歴書の自己PRの上手な書き方のポイント&おすすめ例文を一気に紹介していきたいと思います!
履歴書の自己PR欄を書いている途中で手が止まってる…というお困りの人はぜひ参考にしてみてくださいね♪
そもそも、自己PRとは
自己PRは、企業に自分を採用した時のメリットを知ってもらうためのアピールになります。
企業の採用担当者が自己PRを読んで、あなたがどんな人で、どのようなスキルを持っている人なのかを想像します。
そのため、自分が企業にとって魅力的な人物だと伝えて、担当者に「実際に会って話をしてみたい」と思わせることこそが自己PRの最大の目的なのです。
就職や転職時にとっても大切な自己PRは、ちょっとしたポイントを抑えておくことで、相手に伝えたいことをうまく伝えることができますよ。
自己PRの上手な書き方6のポイント
書き方のポイント1/6はじめに結論を書く
初めに「私の長所は〇〇です」「現状を分析し、解決策を出す力に自信があります」などと結論を書きます。
最初に結論を書かなければ、その後の文章の内容が頭にすんなり入ってきません。
中には所属しているサークルの説明から入り、結論がわかりにくくなっている人もいますが、これではサークルの説明は入ってくるものの、結局何をアピールしたいのかわかりませんよね。
書き方のポイント2/6自分のキャッチコピーを考える
人が文章を読む時に1番真剣に読むのは、初めの1行目です。
その1行で採用担当者を惹きつけるためにも、長所のキャッチコピーを工夫すると良いでしょう。
例えば「私は協調性があります」「私はチームワークが得意です」では、引っかかるものもなく埋もれてしまうでしょう。
けれど、「私は糊のような人間です。どれだけバラバラのチームであっても、間に入って人同士をまとめることができます」なら引っかかりがありますよね。
このように自分の長所をストレートに表現でき、かつインパクトがあるキャッチコピーを考えましょう。
書き方のポイント3/6努力の過程がわかるエピソードを入れる
失敗したことや挫折は一見マイナスな印象を与えると思われがちですが、その経験から改善・努力してどのように成長したのかを記載すれば説得力もアップします。
また、努力したことや取り組んだことを各場合は、数字などを用いて具体的な内容を記載すると良いでしょう。
書き方のポイント4/6仕事で活かせるアピールをする
最後に自己PRした内容が、どのように仕事に活かせるかを記入します。
そうすることで、入社後にどのように会社に貢献できるかイメージがつきやすくなるという効果があります。
書き方のポイント5/6企業によって自己PRを変える
企業によって求めている人材は異なるため、企業が求めているものを把握し、企業ごとに自己PRも変えていく必要があります。
例えば営業系の企業なら「目標を達成したプロセスや成果・行動力がわかるエピソード」を、事務系の企業なら「真面目さや正確性がわかるエピソード」などが伝わりやすい自己PRになるでしょう。
書き方のポイント6/6文字量を意識する
自己PRをどれだけ丁寧に書いていても、狭いスペースに小さな文字が並んでいては採用担当者も読む気をなくしてしまうでしょう。
自己PRをしっかりと伝えるためには、採用担当者が読みやすい字の大きさと量を意識して楷書体で記入するのが◎
反対に空白が多すぎれば志望度が低いとみなされる場合もあるため、なるべく8割以上は埋めるように意識しましょう。
自己PRの例文紹介10選
自己PRの例文1/10事務職の場合
- 前職では営業サポート職として、経常処理をはじめとする様々な事務処理や顧客からの電話対応を行っていました。
- 仕事を行う際は、常に丁寧・迅速を心がけ、社員同士の連携がスムーズに行えるよう心掛けていました。
- 事務処理のスピードを上げるため、マクロの作成や関数を用いた計算などができるレベルのエクセルスキルを身に着けました。
- ワードに関しても基本的な操作は可能です。
- 現在、さらなるスキルアップを目指して、1ヶ月後のMOS資格の取得に向けて勉強しています。
ポイント
- 企業への貢献度の高さをアピールする
- 取得資格や取得予定資格は、取得までのプロセスと共に明記するのが◎
自己PRの例文2/10営業・販売職で実績をアピールする場合
- 前職のハウスメーカーでは、営業部に配属されてからの2年間、チーム全体を牽引する存在になるべく努力してきました。
- 去年度は年間目標販売数10棟に対し、1.7倍の17棟成約を達成しました。
- この成約数は部署全体で3年ぶりの実績であり、結果として社長賞を受賞することもできました。
- “誰よりも高い業績をあげる”という強い意志を持ち仕事に臨む姿勢で、貴社でもきちんと成果を出していきたいと思います。
ポイント
- 1番にアピールすべきは自分の実績
- 実績は客観的に評価を伝えられる数字などを使うと伝わりやすい
自己PRの例文3/10営業・販売職でスタンスや姿勢をアピールする場合
- 営業のゴールは商品を売ることではなく、購入後の顧客に満足してもらうことだと思っています。
- 前職ではお客様の満足度を維持させることをモットーにしていました。
- 成約後も定期的に連絡を取り、納品までのフローを都度お伝えすることで信頼関係を構築。
- 納品後も先方から問い合わせが来た時は、即座に対応できるように心がけていました。
- 顧客満足度の継続やアフターフォローの質を向上させることは、組織全体の課題であると捉えてフォローチェック表の導入など、体制の整備も率先して行っていました。
- 貴社においても、顧客満足度のさらなる向上を目指して努力を続けていきます。
ポイント
- 数字で伝えられないものは、詳しいプロセスを書いてアピール
- 具体的に書くことで説得力のある自己PRになる
自己PRの例文4/10販売職(アパレル)の場合
- 現在は百貨店の婦人服売り場で接客・販売を担当しています。
- 様z真名お客様と接する中で、お客様の希望に合った商品をご紹介し、喜んでいただくことを一番のやりがいに感じています。
- 笑顔と明るさ、そして傾聴の3つを心がけて、常にお客様の視点に立った接客態度で仕事に臨んできました。
- 購入後の顧客アンケートでお客様からお褒め頂く機会も増え、せっかく・接遇マナーに自信があります。
- 今後も顧客視点の接客態度を持ち、お客様に喜んでいただける店員として成長していきたいと思っております。
ポイント
- 顧客に合ったアプローチができる柔軟な対応力をアピール
- 数字以外でも“他社からの評価である”と一目でわかるものがあると採用担当者の納得度も高まる
自己PRの例文5/10未経験職種 事務から営業職へ転職する場合
- 前職はデスクワーク中心の事務職でしたが、社外からの電話対応や社内業務を行う中で、常に相手のことを考え仕事を行ってきました。
- 社内外問わずさまざまな人と電話を通して関わってきたため、ハキハキとした明るい対応には自信があります。
- また、日々の業務改善を心がけ、ミスをなくすために社員同士でのダブルチェック制度の導入など、自分なりの工夫や提案を常に行ってきました。
- 自分で考え工夫を続けるという姿勢を維持しつつ、貴社の営業手法を一から勉強させていただき、一日でも早く戦力になれるよう努力いたします。
ポイント
- 「課題遂行力」「達成意欲」「向上心」などが伝わるエピソードを盛り込む
- 積極的に仕事を覚えたいという前向きな姿勢をアピール
自己PRの例文6/10未経験職種 営業から事務職へ転職する場合
- 前職の保険営業では顧客からの信頼を勝ち取るため、正確・迅速に業務を行う習慣を身に着けて仕事を行ってきました。
- また、大学時代からパソコンを日常的に使用していたため、ワードやエクセルなど基本的なOAスキルは習得しており、社内会議などで必要とされるレベルのデータ作成はできます。
- 貴社の社内ルールをいち早く覚え、これまで培ってきたOAスキルを活かしながら正確で迅速な仕事を行っていきたいです。
- 貴社の益々の発展に、僅かでも貢献できればと考えております。
ポイント
- 仕事を黙々とこなす姿勢をアピール
- 企業への貢献欲の高さをアピール
自己PRの例文7/10チームワークと体力をアピールする場合
私の強みはチームワークと体力です。
小学生から少年野球チームに所属し、高校まで野球部でした。
強豪校ではなくとも、レギュラー獲得レースやきつい練習の中、常に仲間との輪を重んじてきました。
特に気を配ったのは試合前後のメンバーへの声掛けです。
一人ひとりの頑張りを評価する声かけを行うことで、チーム全体の雰囲気が良くなりました。
高校時代には顧問に認められ、キャプテンに抜擢されました。
ポイント
- はじめに結論をアピールして印象付ける
- わかりやすい実績をアピール
自己PRの例文8/10マネジメント力をアピールする場合
- 私は進学塾で講師のアシスタントをする中でマネジメント力を養いました。
- 主に小・中学生の受験指導を手伝っていますが、学習計画を取り立てたり教材作りをしたりする中、まだ学習意欲や進学目標の生まれてこない生徒たちを相手に、一人ひとりに寄り添って成長をサポートしてきました。
ポイント
- 具体的な経験を盛り込んだアピール
自己PRの例文9/10課題解決力をアピールする場合
- 私の強みは、他社の意見を聞く傾聴力に基づいた問題解決です。
- フットサルチームを結成しましたが、実力差から経験者が不満を持ち、分裂の危機を迎えてしまいました。
- そこで、経験者を少年チームの練習に連れていき、誰でも最初は大人や先輩にいろいろ教えてもらった事を話し“みんなで楽しく”という方針への理解を得ることができました。
- 一方で練習内容を変えたり、初心者の基本練習機会も作り、実力的な底上げも図りました。
- チームは危機を脱し、今は多くのメンバーが活躍しています。
ポイント
- 具体的な経験を盛り込んだアピール
- 解決方法、解決後の経過を盛り込み自分のやり方をアピール
自己PRの例文10/10コミュニケーション力をアピールする場合
- 私の長所は、地道にコミュニケーションを積み重ね、成果を得ることです。
- 高校時代に新聞部に所属していましたが、取材から編集会議、記事創出までどの工程もコミュニケーションの連続です。
- 意見の相違から内部が険悪になったこともあります。
- それを乗り越え、伝えたいことをくみ上げて新聞が発行になった時はとても達成感がありました。
ポイント
- コミュニケーション力の重要性をアピール
- 努力の過程を盛り込んでアピール
おわりに
今回は、履歴書の自己PRの上手な書き方のポイント&おすすめ例文を紹介してきました。
自己PRをするためには自己評価をすることが大切です。
「何もアピールすることなんてない…」と思い込んでいる場合でも、自分の長所や強みを書き出し、志望企業にアピールできる部分があればそれが自己PRの材料になります。
まずは自己PRの材料を探し、今回紹介したような例文を参考にすれば、自分をきちんとアピールできる自己PRが書けるでしょう♪